再発見
2009年 01月 16日
図書館から借りてきた本のなかに、「都市再生 千フィート今昔」という
写真集がある。千フィート上空から日本の都市の10~30年間の様変わりを
写したものだ。見開きで、昔と今の姿が掲載されていて、見比べることができるように
なっている。
たった、数十年のうちに、都市はどんどん形を変えている。東京なんて、
話に聞いたり、テレビで見たりはするけど、その変わりようは、まるで生き物を
みているようだ。皇居だけが昔の姿そのままで、時代に取り残されている。
林立するオフィスや商業ビルやホテルの高層の建物の間に、息をひそめるように
肩を寄せ合うように立ち並ぶ住宅。ポツポツと点在する緑地。
空の上から見ると、それらはまるで高層ビルのお城を取り囲んで
守っているかのよう。そういう意味では今も昔も変わらないのか。
守るべきは殿様のお城か、人々の暮らしなのか。
もうひとつ感じたことは、それぞれの都市の姿は、空の上から見ても
表情が違う。
破壊と再生を繰り返し、圧倒的な進化を遂げる東京は、そのなかに様々なものを
押し込めるがゆえに、それらの悲鳴が聞こえてきそうなほど、見ていて息がつまる。
このどこかで暮らす、知っている人たちの顔が浮かび、切なくなる。
我が家の長女と長男のことも、今更ながら心配になるものの、なぜか
「負けるなよ!」と叫びたくなる。
懐かしい神戸の街は、震災からすっかり立ち直り、元の姿に変わりつつも、
その傷跡は建物の新しさから皮肉にも蘇る。
同じく高層ビルが立ち並ぶ都会の姿も、後ろに六甲山、前に瀬戸内海をいただくと
その表情が少しやわらいで、ほっとさせてくれる。
やっぱり神戸はいいな、と贔屓目になる。
驚いたのは、新潟が想像以上に大都市だということ。果たして今は亡きあの有名な政治家の
力によるものなのか。
この本、世の中の動きが見えてきて、怖くなるやらびっくりするやらで
おもしろかった。
写真集がある。千フィート上空から日本の都市の10~30年間の様変わりを
写したものだ。見開きで、昔と今の姿が掲載されていて、見比べることができるように
なっている。
たった、数十年のうちに、都市はどんどん形を変えている。東京なんて、
話に聞いたり、テレビで見たりはするけど、その変わりようは、まるで生き物を
みているようだ。皇居だけが昔の姿そのままで、時代に取り残されている。
林立するオフィスや商業ビルやホテルの高層の建物の間に、息をひそめるように
肩を寄せ合うように立ち並ぶ住宅。ポツポツと点在する緑地。
空の上から見ると、それらはまるで高層ビルのお城を取り囲んで
守っているかのよう。そういう意味では今も昔も変わらないのか。
守るべきは殿様のお城か、人々の暮らしなのか。
もうひとつ感じたことは、それぞれの都市の姿は、空の上から見ても
表情が違う。
破壊と再生を繰り返し、圧倒的な進化を遂げる東京は、そのなかに様々なものを
押し込めるがゆえに、それらの悲鳴が聞こえてきそうなほど、見ていて息がつまる。
このどこかで暮らす、知っている人たちの顔が浮かび、切なくなる。
我が家の長女と長男のことも、今更ながら心配になるものの、なぜか
「負けるなよ!」と叫びたくなる。
懐かしい神戸の街は、震災からすっかり立ち直り、元の姿に変わりつつも、
その傷跡は建物の新しさから皮肉にも蘇る。
同じく高層ビルが立ち並ぶ都会の姿も、後ろに六甲山、前に瀬戸内海をいただくと
その表情が少しやわらいで、ほっとさせてくれる。
やっぱり神戸はいいな、と贔屓目になる。
驚いたのは、新潟が想像以上に大都市だということ。果たして今は亡きあの有名な政治家の
力によるものなのか。
この本、世の中の動きが見えてきて、怖くなるやらびっくりするやらで
おもしろかった。
by morinotomosibi07 | 2009-01-16 18:44 | 世の中のこと