北欧はすばらしい

いまさらながら、「北欧」の国々に心惹かれる。家具や雑貨、人々の暮らしぶりなどを紹介した

本がたくさんあったり、その筋の有名な雑貨屋さんなどもたくさんあって、

遠い異国の北ヨーッロパの国がとても身近に感じられる、今日この頃だ。

いち早くこの国を訪れた日本人が、この国の家具や雑貨を見て、

どこかなつかしさを感じたり、そのシンプルかつ機能的なデザインに心奪われたのは、

当然のことだと思う。

不思議と日本の風土にピッタリくるものが多い。

デンマークのデザイナーズ・チェアのセブンスチェアやアントチェア。

キッチンウェアのダンスクやボダム。

ルイス・ポールセンの照明器具。そんなのをなあーんも持ってない私でも、一度はどこかで

見たことがあるし、名前は知らなくとも、形を聞けば「あ~あ~あれね」と思い出したりする。

それほど、北欧のものは身近にある。

また、フィンランドはご存知ムーミンやサンタクロースの故郷だったり、

最近よく目にする木馬の置物はスウェーデンのダーラナ地方のものだ。

足繁く通っている図書館で私が借りてくる本には、読み物と眺め物と私が勝手に

分類している物がある。

今週見つけてきたのは、読み物は、「イヴの七人の娘たち」という本。

「わたしはどこから来たのだろう」というプロローグからしておもしろそうだ。

人類の共通の祖先をDNAから探り当てたという、驚愕の内容らしい。

それから、「賛歌ー美に殉じた人たちへ」という日本の画家たちの生き様を書いた本。

眺め物として、「浮世絵に見る江戸の暮らし」。それと「北欧雑貨をめぐる旅」と

「デザイン好きのための北欧トラベル案内」だ。

読み物はもちろんひたすら読むのだが、眺め物というのがやっかいなのだ。

「着物」に関する本のときもそうだったのだが、あまりに好きすぎて、

最初はまともに見れないのだ。

図書館でパラパラっと見て、「おっ、これこれ」と思ってルンルンで借りて帰ってくるのだが、

いざ、「さあ、眺めよう」と思って、ページをめくると、もうドキドキしすぎて、

そのうち苦しくなってきて先へ進めないのだ。

子供が大好きなお菓子をたくさん目の前に広げられて、「さあ、どうぞ」と

言われたら、きっとこんな気持ちになるはずだ。嬉しすぎて、しばし絶句し、

手を伸ばそうとしても体がこわばり、どうしていいかわからなくなるはずだ。

そんな時、「あのね、わかってるとは思うけど、一度に食べるんじゃないのよ。

ゆっくり味わってね、何日もかけて食べるのよ。ちなみにね、このチョコはね、

中にマカダミアナッツが入っててね、それからこっちのキャンディはね…」というふうに

説明してもらえると、だんだん感覚が現実に戻り、目の前にあるお菓子が

ようやくひとつひとつゆっくりと目に入ってくる。それとか、同じ境遇の人が傍にいて、

「ねえ、ねえ、これ見て、これ!おいしそう~これなんやろう。ねっねっこれから食べてみる?」

とかのシチュエーションが可能なら一人ドキドキして、体が固まることもないんだろうけど。

これは、大人でもツボにはまったお店なんかに行ったときもそうかもしれない。

一人だとその興奮ぶりを表現できずに、せいぜい小さな声で

「わっかわいい…」ぐらいしか言えないけれど、友達といっしょだと、「わ~これ見て~」などと

はしゃげるのだ。まっそれにも限度はあるが。

そういうことで、わかっていただけたかどうか、大好きなものがギュっとつまった本を、

私はそうそう簡単には眺められないのだ。なので、最初はうちの娘たちに、

「これ見て~」と振るのだ。そうやって少し落ち着いたら、おそるおそる眺めに入る。

それから、眺め物と名づけてはいるものの必ず著者の方の説明やら思い入れやらが

語られているので、それを読みつつ、チラっと写真を眺める。

「なるほどね~」と感心しているうちに、だんだん落ち着いてくる。ひととおり、じっくり読んで

眺め回してから、今度は一ページ一ページの写真をじっくり見る。そうこうしているうちに、

なにかしら手持ち無沙汰の時に、そういう本をさっと手にとってパラパラっと眺めるという、

本来の眺め物の本がその任務を遂行するという流れになるわけなのだ。

「北欧」ものの本がまさしく今そういう流れになっていて、一冊めの「北欧雑貨をめぐる旅」

という本はようやく半分くらい読み、眺めた。早く先が見たくて、パラパラっとするのだが、

ダメだ。目に入らない。

ドキドキが戻ってきてしまって、よけい先に進めない。もう一冊の本など、

ほんとにパラっとしかめくっていない。

そのなかで、チラっとみたページに写っていた、ストックホルムの市立図書館。

これがすごかった。いやすごそうだ。なんせチラっとしかみていないので。

これが市立かあ…と感心するやら、比べては絶望するやら。やっぱ北欧は、

公共のものに対する国の手厚さが違うんだな。

この本の最初に紹介されているスウェーデンの「ローゼンダルスガーデン」のカフェや

「スカンセン」という野外博物館。「ガムラスタン」という小さな島。

ここは「魔女の宅急便」の舞台にもなったという中世の雰囲気を残した古い街。

それから、レストランやハンドクラフトのサマースクールの様子。雑貨の数々。

これらはじっくり読み、眺めまわした。後半は、ミュージアムやショップ、ホテルや

アパートメント、スーパーマーケットなんかも紹介されてるようだ。

とても魅力的な北欧の国々。死ぬまでに訪れる事が可能かどうかわからないけど、

それを目標にして日々がんばって働こうかな、と思う今日このごろである。
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by morinotomosibi07 | 2009-04-25 10:42 | 世の中のこと  

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