おやすみ、マイケル

永遠の眠りについたマイケルへ。

あなたのように歌えた子供はいなかった。

あなたのように踊れた子供はいなかった。

みんながあなたを愛しく思った。素晴らしいと称えた。

それは黒人に生まれたあなただから出来たことだと、言うのは簡単よね。

そう言うことがあなたを苦しめていたのですか?

あなたのほんとの悲しみや苦しみが、そこから出発していたことは

あなたの姿がどんなに変わろうと何も変わらなかったのだから。

でも、あなたに憧れた人たちは、あなたのように歌いたかった。

あなたのように踊りたかった。みんなあなたになりたかった。

だから、あなたの苦しみを知りたいと願っていた。

その方法がわからずに、

やみくもにあなたの名前を呼ぶことしか出来なかったのかもしれない。

「こんなに傷ついているんだよ」と白い顔と華奢な姿で手を振るあなたに

「まだまだブラック・パワーを見せ付けて!」とこぶしをつきあげる私たちのことは

あなたにはどんなふうに映っていたのだろう。

あなたの残した多くのことから、その答えが少しでも見つかれば

あなたの苦しみを共有できるはずだと、今は信じよう。

あなたのことを忘れかけていた私が、そんな偉そうなことを言えた立場では

ないけれど。

おやすみ、マイケル。

今頃は、夢の国で歌っていますか?
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by morinotomosibi07 | 2009-06-27 11:50 | 世の中のこと  

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