おかえり、リサ

センチメンタルな気分というのがどういったものかを忘れつつある。

辛かったことや悲しかったことや、なつかしいことや幸せだったことが

次から次からあふれ出し、胸がズキズキして、鼻の奥がツンとして、

おでこのあたりが熱くなる。

あるいは、心がショボショボとしぼんで、どこからともなく吹いてきた風に

しぼんだ心が少しキュンと刺激され、気付けばツーっと涙がこぼれている。

そんな感じ?

ポジティブに切り替わった頭では、その一歩手前で思考が立ち止まる。

今目の前にある現実こそが、価値あるもので、そのために過去があったのだと

結果論のように聞こえるけど、それでいい。今がよければ。

絶望と悲しみと怒りから始まったあの別れの日から、ここまでたどりついたのだから。

二年半に及ぶ闘いから、ようやくひとつ白星つかんで、長女リサが帰ってきた。

ここはひとつ抱きあって、涙、涙の再会か、と思いきや、

「よっ!おかえり」みたいな。肩をドンっと叩いて、「ヨシ!」みたいな。

それが後ろを振り向かない証拠。それが後ろにサヨナラした証拠。

それが頑張った証拠。

そして、これからも頑張れ。あなたが見つけたその場所で、信じた人と一緒に。
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by morinotomosibi07 | 2009-08-21 22:10 | 長女のリサのこと  

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