花火

今年の夏はことのほかアクティブだ。
昨日は、四女レイの所属する中学のブラス部が、マリンフェスタとやらにゲストで呼ばれ、
演奏するってんで、末っ子ミーコと聞きに行った。
そこでまたしても、レイは「崖の上のポニョ」を気持ちよさそうに熱唱していた。
二曲目が済んだあたりで、お孫さん連れの女性の方が
「子供が知ってる曲を演奏してくれるといいのにねえ」と話しているのが聞こえてきた。
なので、この曲が始まると、とってもうれしそうにしていた。
レイ、やるじゃないか、とちょっとホッとした。
アンコールの「テキーラ」という曲では、最後にみんなが楽器を上に上げて、
「テキーラ!!」と叫ぶ。これがなんともかわいいのだ。
彼女たちの演奏はいつ見てもいつ聞いても、パワーいっぱいで、元気をもらえる。
10月には「いいちこ」で演奏会があるので、お暇な方はぜひぜひ。

夜は友だちのチカちゃん一家と「城島高原パーク」へ。花火見物だ。
さすがに夜の高原はひんやりしていて、半そででは寒いくらいだ。
それでもあまりの気持ちよさに、売店で軽食を買ったついでに、思わずビールを
注文しそうになって、「お~っと、わたしゃ、車、車。あぶない、あぶない」
そういえば、この前もそんなことが。
仕事から帰ったら、ダンナが友だちと晩酌をしていて、「ちょっと悪いけど、もうちょっと
ビール買ってきてよ~」などと言うもんだから、私だってまずは一杯!と思いながらも
しぶしぶ、買いに走った。
買ったビールを助手席に置いて、チラチラ見ながら運転していると、喉はすでにカラカラだし
生唾ばかりが湧き上がってくる。それをひたすらゴクン。一刻も早く帰りたいのに、そんな時に限って、
信号につかまる。目は愛しいものを見るかのようにビールに注がれている。
そのとき、何を思ったか私の手がスルスルと伸び、ギンギンに冷えたビールの缶をつかんだ。
そして、プルトップに指をひっかけ、思い切り引っ張ろうとしたとき、信号が青に。
そこで、「うわ~」と缶を放り投げた。
何やってんだ。私。何秒間のあいだ、完全に思考が停止していたようだ。というより、
頭はビールのことでいっぱいになっていた。運転中ということがすっかり頭から抜け落ちていた。
こんなことってある?ないよね。アル中か。それとも、ついにボケはじめ?あぶない、あぶない。

話は元にもどるが、園内をブラブラしたりゲームをしたりしていると、いよいよ花火の時間に。
チカちゃんが「絶好の花火ポイントがあるからね~」と人ごみを掻き分け掻き分け、歩いていった。
「誰にも内緒よ。私が見つけたんやけんな」と言いながら、チカちゃんが案内した場所は。
昼間だと絶好のピクニック広場なのだろう。秋になると一面コスモスが咲くと言う。
しかし、夜は「もしかして、マムシが出るかも~」とチカちゃんが言うとおり、
ただの草むらだ。マムシにはちょうどいい寝床だろう。
「マジで?なっチカちゃん、みんなが見てるところでいいんじゃないのか?」と言っても
チカちゃんは「大丈夫、大丈夫。ベンチがあるから、あの上に立てばいいって」
と言って、真っ暗ななかどんどん奥へ進んでいく。携帯の画面のかすかな明かりだけが頼りだ。
「みんなこっちよ~このベンチの上に乗ってね~」とチカちゃんの指示に従って
みんなでおそるおそるベンチの場所を確認しながら、上に上がろうとしたところへ、
いきなり、一発目の花火が。ド~~~ン!!!

「ぎゃああああ~」と言って、ベンチから落ちる者あり、座り込む者あり、呆然と立ちすくむ者あり。
そこへ、次々と打ちあがる花火。「ぎゃあああ~」の悲鳴。これじゃマムシも逃げ出すわな。
「それにしても、ち、ち、ちかい…」
そう、花火との距離があまりに近すぎるのだ。
「ママ~なんか落ちてくる~」とは、チカちゃんの娘、メイメイの声だ。
たしかに、なんかパラパラと頭上に落ちてくる。
悪ガキ街道まっしぐらの息子のハヤ君もこのときばかりはやけに大人しい。

蝶やハートの形をした見事な花火が次々と夜空に浮かび上がり、なんとも美しい。
しかし、依然として花火との距離はものすごい近い。だってずっとパラパラとなんか落ちてくるもん。
頭上の花火を見るというより、花火の中にいる、という方が正確だろうか。
最後の連発では、それまでをはるかにうわまわる絶叫を発しつつ、なんとか無事花火鑑賞を終えた。
「最後は私たち攻撃されてるみたいやったな。戦争ってこわいね。花火でよかったね。」とは
チカちゃんの感想。まったくそのとおりだ。
でも、楽しかったので、来年も誘ってね。
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by morinotomosibi07 | 2009-08-23 21:31 | 家族みんなのこと  

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