いつの日か

心が平穏でない時、そこに無理矢理蓋をして、友達や子ども達と

たわいない話をしたりして、平穏を装う。時々あふれ出しそうになる心を

警戒するように、そーっとそーっとバランスとりながら、すまして歩く。

平穏を装った心に沁みた別府の海や山や街は美しく、さざなみがたった心を

すこしづつ沈めてくれた。

でも、そんなふうに、心の淵をのぞきこむのを避けて、過ごす日々は、どこか

白々しく、現実離れして、薄いベールに包まれたようだった。

のぞきこんだ途端、暗い闇に引きずり込まれそうになって、あわてて目を閉じていた。

そうやってしかつらいことをやり過ごせなかったけれど、この罪深きわが身と

真剣に向き合って生きていくことが誠実な人間のすることだと思い知らされ、

それからは、あんなに見つめていた海や山より、自分の弱さやずるさや

ふがいなさをみつめることで、不思議と心が落ち着く。

そんな私でも、いつか胸を張って、堂々と歩ける日が来ることを信じて

生きていこうと思う。

海や山の美しさがほんとうに心に沁みて、美しいと心から思える日が

来るまで。
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by morinotomosibi07 | 2007-08-30 20:29 | もりとものこと  

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