あなたは…

つ・づ・き

何の話のつづきなのかわからなくなるほど、お待たせしてしまいました。

そうです。ナゾの女性のお客様のお話でした。

その方が帰られてからしばらく経ったある日、一本の電話が。

あるテレビ局からでした。そろそろクリスマスシーズンなので、

その特集を組むので、ぜひお店を紹介したいということでした。

もちろん、二つ返事でOK、OK、OK牧場。(ベタなギャグやなあ)

ではさっそく取材に伺います、ということで、何日か後に「こんにちわ~」

という声にドアを開けた瞬間。「あー!!!」

「あなたは、あの時のお客様…」

もうおわかりですね。あのキャリアウーマン風の女性は、スポーツメーカーの

営業の方などではなく、テレビ局のディレクターの方だったのです。

「申し訳ありません。あの時は名乗りませんで失礼いたしました。」

あ~ビックリしたあ~。でもなんだか、すっかり打ち解けて、みんな緊張することもなく

取材に応じることができました。

長女のりさがインタビューを受けながら、お店の紹介をするなか、

やはりなぜか長男けいさんの写真の前でレポーターの方が足を

止められた。「あのーこの方は?」 あー、またそこか?

「弟です。高校野球をしてます。ピッチャーです」

そこで止めてくれー。「ええ、ええ、エースです!!」

私がディレクターだったら、「カット、カット!」と言いたかった。

「なんか、まるでハンカチ王子のようですねえ」と言いながら、

レポーターの方がポケットから水色のハンカチを出してきた。

それを見た長女は、「えっ、それって最初から仕込んでた?」

って言いながら、後は笑い転げてしまって、ようやくディレクターの方が

「はい、一回止めようか」  遅い、遅すぎる。

「私、どうしてもこの話題入れたいんですけど、お母様よろしいですか?」

「い、いや、私はいいんですけど、本人がどういうか、しかもエースって

いうのも怪しいような…」

と、そこへ「ただいまー」 なんと本人が帰ってきた。

「なんであんた、今頃…」 「今試験中で部活ねえし」

「あらー、ちょうどよかったわ。」と、ディレクター。

いやな予感。そして的中。  「あなたにもでてもらおうかしら?」

「じつはね、あのね」とディレクターの方の説明を聞いたあと、

ああ、これはきっと断るな、と思っていたら、長男、「いいっすよ」

二つ返事してやがんの。へー、あんたテレビとか出たいんだ。

そして、簡単に打ち合わせが始まった。

「まず、この写真の前で立ち止まって、長女の方にお話を

伺っていたら、そこへ本人がさっきのように、ただいま~と

帰ってくる。えー!本人?みたいなノリで、そちらに話をふりますので

どうかよろしく。じゃ、簡単にリハーサル」

「はい、わかりました」と余裕の長男。

あんたさあ、その余裕をさあ、マウンドの上でさあ、見せてもらいたい

もんだわ。 うれしそうに、ピンマイクとやらをつけてもらって、ドアの

向こうでスタンバッてる長男に向かって、心の中でそう叫んだ。

で、結局、収録。「ハンカチ王子に似てますねえ」 「父からはぞうきん王子って

言われます」 だの、「趣味はギターと読書です。好きな作家は太宰治です」

だの、スラスラしゃべる、しゃべる。わたしゃあ、冷や汗流れる、流れる。

ディレクターの方が「一応、監督さんには、学校の名前も出ますので

放映していいかどうか、お聞きしておきます。知り合いですので」

どうか、神様、最後のお願いです。監督がNGだしてくれますように。

後日、ディレクターの方から電話で、「監督さん、快く、了解してくださいました。

どんどん、学校の宣伝して下さいっていうことでした」

マジで?宣伝しろって?その前にこの番組はお店の宣伝がメインのはず。

そして、放映された番組は…


                                    つ・づ・く

                
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by morinotomosibi07 | 2007-11-24 19:57 | もりとものこと  

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