シンデレラなおばさまがた

「今晩おじゃましていいですかあ?」と息子のママともからのメール。

「お渡ししたいものもあるので」

(たぶん息子の写真だな)と楽しみに到着を待ってたら

「これ、おみやげ~」といーっぱいの夏みかんとケーキ。

「肝心の写真忘れちゃったあ。あははは」と早くもテンション最高潮。

久々に会った三人のママともは、以前と変わらず超元気で

声も体も超デカイ。あまりの迫力にネアカの四女レイもタジタジ。

「あのデカイ声の人はだれ?」とダンナに聞いている。

「だれって言われてもみんなデカイぞ」

挨拶もそこそこにみんなそれぞれの部屋に逃げるようにリビングから

出て行った。時間は午後8時。しゃべるわ。しゃべるわ。

息子たちの高校での出来事がほとんどで、その話は会うたびに

しているはずなのに、次々出てくる、出てくる。十秒に一回は大爆笑。

時々、しんみり。だれかがやや驚いて「あら、もうこんな時間。」

まだ10時半。大丈夫、大丈夫。またしゃべる、しゃべる。

そして、今度はかなり驚いて「やだ~。12時過ぎてる~」

「帰らなきゃ。私シンデレラなの」とだれかが言えば、「私もそうなの」

全員が「シンデレラ、シンデレラ」と大騒ぎ。

そこから「じゃ、これいただいてから、帰りましょうか」

用意していた特大のシュークリームをすごい勢いでたいらげながらも

またしゃべる、しゃべる。で、わが家を後にしたのは魔法もとっくに

解けた午前1時とあいなりました。

息子の野球部の同じ学年のメンバーは11名。

おかあさんたちも偶然ほとんどが同じ年。出会った時から、まるで昔からの

友達のように仲良くなった私たち。そして三年間過ごすうちに

私たちもチームメイトって呼べるくらいに、楽しいことも

苦しいこともみんなでわけあって、泣いたり笑ったり。

今も息子たちがそれぞれ親元を離れ、「どうなの?寂しくないの?」

と顔を覗き会えば、抑えてた想いが噴出しそうで、ちょっと下を向きそうに

なって、「そうそう、あの試合のときさあ‥」とだれかがわざとおもしろエピソード

を披露する。そうやって、私たちは(みんな寂しいんだ)って、

ほっとしたり、元気をわけあったりして、絆を確かめる。

いつまでもいつまでも話していたかった。

ケイさんはなにも言わないけど、息子たちもそうやって今も連絡取り合ってる

とのこと。ある子は自分のおかあさんが送ってくれた夏みかんやら

おかしやらを、ケイさんに送ってくれてるらしい。

年取ったシンデレラたちを見送りながら、青春時代のように、

甘酸っぱいものがこみあげてくるのをおさえられなかった。
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by morinotomosibi07 | 2008-05-08 20:52 | 友達のこと  

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