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メインディッシュなレイ

昨晩は、次女エリさんの英語教室の日で、夕方買い物を済ませて家に戻ると

もう生徒さんたちが来ていた。静かに音をたてないように料理を開始。

ちょっと手順を間違えて、あわててタマネギをアメ色になるまで炒めた。

慎重に炒めながら耳を澄ませると、英語のレッスンの方は、「数を英語で言ってみよう」的展開。

「じゃひとりづつ順番にね。じゃ、メイちゃんから」 「ワン」  「ツー」と言い始めたその時、

 6のところで誰かが「うーん、セックス」

とたんに、彼女らの緊張が溶けて、「いやあ!!」 「わー、それ言ったらいけんわあ」

「あんた最低!」とか、まあやかましいこと。(そういうこと知ってるんだな…)とちょっと

驚いたものの、あまりに無邪気にいつまでもツボにはまって笑う彼女らに巻き込まれまいと

必死で笑いを耐えた。おかげでタマネギがちょっと焦げちまった。

その後も「ヒフティーンエイト」 「ヒフティーンナイン」 「うーんと…フォーティーン」

「コラ、戻ってどうするの?」とエリ先生が言ったとたん大爆笑。

我慢できずに笑ってしまって、タマネギがまた焦げた。

ちょうどレッスンが終わるころ、夕飯も出来上がり。

生徒さんを家まで送り届けるのが私の仕事なので、家族には一足先に食べててと

言い残して、車へ。どんな反応かワクワクしながら家に戻ると、何やらにぎやかに

談笑中。よく聞いてみると「怪談」について。どういう系が一番こわいかってこと。

こんなに涼しいのに怪談もないだろうと思っていたら、どうやら今日の夜そういう番組が

あるらしい。「あのー談笑中アレですが、お味の方は…」と私が言うと、誰よりも早く

ダンナが「おいしいよ」 この人の言葉に嘘はない。美味しくない時は絶対口を開かないから。

「オニオングラタンスープがよく味が出てるなあ」 (若干焦げたけどよーく炒めたもんね)

「このチーズのとろけ具合まさに神やわ」と三女ユリ氏。

次女エリさんはいつものように背中を丸めて顔を上気させながら

「いやまったくもっておいしい」と危なげな日本語。四女レイは「おいしいよ~いやそれより

さあ、何が怖いってさあ…」と早くも発言権を独り占めしようと必死。

おとなしくチンと座ってスープをすする末っ子ミーコに「みーちゃんどうなの?」と聞くと

「でさあ、あのさあ…」というレイの声になかば聞き取れないくらい小さな声で

「おいしい…」 するとダンナが「おまえさあ、さっきからずーっと喋りっ放しじゃねえか」と言いな

がらレイのサラダに手を伸ばす。レイは、すかさずその手を押さえて「卑劣なマネはやめてくだ

さい。」 私が「このチキンサラダのなかに入ってるコレ!なにかわかる?」と質問すると

またもやレイがすかさず「かぼちゃ!!」 「あたり!小さく刻んだけんわかりにくいけど

おいしいやろ」 「だってここにかぼちゃの皮のグリーンのとこがちょっことに残ってるやん。

だけん、ウチわかったんや。それでな、あのな…」 他の者の追随を許さないレイの

おしゃべりはとどまるところを知らない。途中で私とユリ氏が「天空の城ラピュタ」の

登場人物のモノマネで主導権を握ったりはしたものの、そこにも割って入ってくる始末。

どこまでもパワフル&ミラクルなレイです。

今夜のメニューは、玄米入りサツマイモご飯、揚げだし豆腐、温泉卵入り豚しゃぶサラダ、

ぐらいにして、レイのおしゃべりでお腹いっぱいにしよう。ほんといつも満腹、満腹。

そうそう、レイに負けじとモノマネネタ仕込んどかないとな。

by morinotomosibi07 | 2008-08-26 14:13 | 四女レイのこと  

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