ぼたもち

昨日は「ぼたもち」作った。小さい頃によく食べたちょっと大き目のやつ。

「ぼたもちあるでえ。はよ食べよ~」って学校から帰るとテーブルの上にでーんと置いてあった

「ぼたもち」  大好きで何個も食べたんだけど、このやぼったい名前がキライだった。

「小さい頃神棚に手を合わせて一生懸命お願いしてたら、お供えしていたおモチがボタっと

落ちてきてなあ。そこからこの名前がついたんや」と母から言われ、(それはありがたいこと

やけど、それにしてもダサイわな)と思っていた。これだけは何個食べても叱られないどころか、

「よう食べたなあ」と感心してもらえるので、調子に乗って次々とたいらげる自分もダサクて

いやだった。大きくなって「おはぎ」という言い方を覚えてからは、母や祖母が「ぼたもち」と

言うと、「おはぎね」と言い直していた。小学校の2,3年生の頃だったか、実家の近くの駅前に

ケーキ屋さんができた。名前はたしか「モンテローザ」

学校が終わると友達と早速出かけた。そこにあったひとつのケーキに私の目は釘付けに。

(なんやこのグルグルしたやつは。焼きそばみたいや。上に乗ってるのは栗か?)

私は迷わずそれを買って帰った。ひとくち食べたとたん口中に広がるふんわりと甘いクリーム

の味。これが初めて食べた「モンブラン」 その後もこのモンブランを買いによくケーキ屋さんに

行った。何かといえば、デーンと置いてあった「ぼたもち」には目もくれず。

でも、モンブランほおばりながら、なんとなく後ろめたい気持ちになったのはなぜだろう。

一人でこっそり食べてたからか?夕飯前だったからか?今でもケーキは大好きだけど、

一人で食べるとなんだか罪悪感にかられる。みんなで食べても、ふたつめとかになると

ものすごい勇気がいるし、食べた後はなんとなく後ろめたい。

これってなんだろう。それに比べると、ぼたもちはいくら食べても平気だし、やっぱり誰かに

「よく食べたね」って褒めてもらえそうな気がする。

春のお彼岸に食べるもちを牡丹の花に見立てて「牡丹モチ」 それが「ぼたもち」になったとか。

秋のお彼岸は萩の花で「おはぎ」  牡丹と萩か。今は季節の区別なく、むしろ地方によって

呼び方が違うって程度らしい。私には、ちょっと大き目のつぶあんの「ぼたもち」の方が

ダサイけど、ピンとくる。

ご先祖さまに思いを馳せて、今日自分達があることに感謝しよう。感謝しながら、大好きな

「ぼたもち」またいっぱい作ってみんなで食べよう。

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by morinotomosibi07 | 2008-09-23 13:57 | 料理のこと  

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