学園祭

次女エリさんの学園祭に出かけた週末。山の上は寒かった。

そこでは人や物との感動的な出会いがあって、寒さに震えながら我慢した甲斐が

あった。まずは、おなかが空いてとりあえず屋台に向かって食べたのは、ボルシチと

ピロシキ。たぶんその国の学生さんが作ったのであろう、その味はなかなかのもの。

いびつな形の大きなピロシキはきっとその人のお母さんの味なんだろうと想像しながら

ほおばった。

そして、フリマでは、私なりに掘り出し物をゲット。三女ユリ氏が素敵なピンクのバービーちゃん

のバッグを手に取った横で私は茶色のミュールを発見。サイズもピッタリ。値段も200円と

きた。バッグは千円とお店の人が言うのを聞いて悩むユリ氏。すかさず「じゃあ、このミュール

つけて千円ってことで…」と私が言うと、お店の人が「いいですよ~ん」 「はい!買った!!」

こういう時状況が全く読めないのがユリ氏で、「えっ?なになに?」といつもながら

困惑気味。こんなとき状況をすばやく察知して、一部始終をうまく説明できる三女レイがいたら、

助かるんだけど。「だからね、そのカバンは800円になったってこと。」

しばらくして、「おかあさんっ!!もしかして値切った?」  悪いのか?値切って悪いのか?

さすがオバタリアン!とでもいいたいのか?  「あのね、フリマはね、値段交渉は当たり前。

その駆け引きが楽しいやろ。それより、アンタそのカバンめちゃくちゃかわいいやん。

よかったね」と言うと、ようやく「そっそっそうやろ。学校に持っていこうっと」と自分のものに

なったバッグを抱きしめるユリ氏。このあと、このバッグが妙なところで大活躍することに。

フリマは、いろんな国の学生が出店していて、国際色豊か。そんななか、タイのお店で

見つけたその名も「タイパンツ」 タイの民族衣装とでも言うべきこのパンツ、はじめて見て

そのデザインとはきごこちに一目惚れして、迷わず購入。若い人の間では結構知られている

らしい。次の日、早速仕事に来ていったら職場の若い男の子に「おっ!タイパンツじゃない

ですかあ。かわいいですねえ」と言われたりして、(ほーやっぱりね)と納得した。

一休みついでに、バンドの演奏でも聴くか、とあまり期待せずに登場を待っていた。そこへ

ガチャピンの着ぐるみを着て登場した四人組の女の子。「コピーバンドとしてライブで活動

してます」というMCを聞いて、がっかりしかかったら、演奏を聴いて、驚いた。

「なかなかやるなあ」とユリ氏。派手さはないけど、演奏も歌もしっかりしていて、何より

その真面目さが気に入った。11月1日、パルコ前でライブをやるそうなので、ぜひご覧あれ。

お腹が空いたので、再び屋台を物色していたら、二人組みの男女が近付いてきた。

「あのーちょっといいですか?」とカバンからなにやら取り出した。

(やっべ。なんか売りつけられるのか。それとも怪しげな勧誘かなんかだな)

と思って身構えたら、取り出したのは、かの「シティ情報おおいた」

「あのーこの中のおしゃれさんコーナーに載せる人を探してるんですけど、良かったら

写真いいですか?」 (そういうことか。ユリ氏がおしゃれさんねえ)

「えっえっ。」とまたもや状況がはっきりとはつかめないまま、人ごみから連れ出されるユリ氏。

「今日の髪型最悪ってさっき気にしてたやろ。それにこの風でいっそうひどいことになってる

のに。いいのか?いいのかあ?」と叫んだけど、すでにユリ氏サングラスを取り出して、

もうポーズまでつけてる。そして、「今日のファッションのポイントは?」と聞かれて

「このバッグです」と答えてる。「お値段は?」 「さっきそこのフリマで買いました。800円です」

もしかすると来月号に載るかもしれないので、ご覧あれ。

二日目の学園祭へは、ホストファミリーの会合があって、ダンナとでかけた。

そこで知り合った韓国の学生さん。あだ名がアイコちゃんというその女の子と、初対面ながら

すっかり意気投合して、会話も弾んだ。「私日本人の彼氏が欲しいです」と流暢な日本語。

「韓国の男の人の方が優しいでしょ」と言うと、「まあ、韓国人でもいいんですけど。」

そこでダンナが「要するにオトコが欲しいんだよね。オトコが」と爆弾発言。にもかかわらず

超陽気なアイコちゃんは、「そうです!オトコがほしいんですっ!」と大声で絶叫。

その声はカフェテリアに響きわたっていた。隣では真面目なホストファミリーの方々が

外国の学生さんたちと真面目な会話をしていたようだが、一瞬氷ついたかのように見えたのは、

私の錯覚だったのだろうか。

その後も会話は弾みまくって、最後はケイタイの番号を交換し、記念撮影もして別れた。

近いうち我が家に遊びにきてくれるらしい。

こうして、大袈裟かもしれないけど、うれしい出会いがたくさんあった楽しい終末。

来週はタイの学生さんが二人、一泊のホームステイに見える予定。不安もあるけど、いい

出会いになるかなと、超楽しみ。さりげなくタイパンツ穿いて、お出迎えしよう。
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by morinotomosibi07 | 2008-10-28 21:55 | 世の中のこと  

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