ほら穴生活

いつのまにか道に迷って、気付いたら長いトンネルに入っていたような、

そんな心持ちだったここしばらくの心境。トンネルだと思うから、早く抜け出さなくては

と焦るわけで、途中からほら穴に住んでることにしようと考えたら、これがまさに言いえて妙。

用事のある時は、のそーっと起きだし、

外の世界の寒さに震えたり、お天道様が眩しかったりしつつ、ささーっと用を済ませ、またほら

穴に舞い戻る。なぜかストーブもコタツもあるほら穴は快適で、薄暗いとはいえ、本だって

読める。私はきっと病んでるに違いない、と思うこともまた楽しいと思うことそれ自体、そうとう

危ないな、と一体私の思考はマイナスなのかプラスなのかよくわからないけど、

相変わらず能天気だということだけはほら穴の中でも再確認。

またもやダンナの力を借りて、やっとのことで、ほら穴生活から抜け出し、

外の世界に身を置けば、大変なことが次々と。

大手メーカーの業績悪化による大量の社員の解雇。職を失った人たちは、この寒空に

途方にくれている。かたや、優秀な化学者たちの業績をたたえる、華やかなイベント。

映画のシーンのような時代錯誤的な晩餐会になんとなく違和感を感じる。

化学者たちもとまどいを感じているのではないだろうか。

研究室で来る日も来る日も実験に取り組んだことと、工場で来る日も来る日も

製品を組み立てたことの間に、どんな違いがあるのだろう。

みな同じように称えたられ、同じように安泰を約束され、同じように生きることを認められる

そんな世の中なんて、絵空事なのか。

今年もやってくるクリスマスやお正月を前に、ちょっとしたウキウキ気分を感じつつ

少しばかりの現実逃避をもくろむ私が、何を言ってもそれこそ絵空事なのだろうけど。

ほら穴を出てきたところで、ちょっと吼えてみたくなっただけ。
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by morinotomosibi07 | 2008-12-12 11:47 | 世の中のこと  

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