胃カメラ

ストレス、っていうのは、頭で感じてるうちはきっとまだいい方だろう。

「あ~イライラする~。そして、なんか落ち込む~」などと思えるうちは。

体に支障をきたすようになると、ちょっとヤバイかも。

私の場合、胃に来る。いや正確には十二指腸だ。最初は、(食べすぎか?それとも

風邪からくる胃腸炎か?)と思っていたら、背中に激痛が走り出した。

ダンナに言うと「そりゃ潰瘍だな」  今のところ、市販薬でごまかしてはいるが

病院に行ったほうがいいことはわかっている。そう言うと、ダンナは「100%胃カメラだな」

と言うので、それを考えたら、またストレスで背中に激痛が走る。

十数年まえ、転げまわるほどの激痛に襲われ、病院に行ったら、胃カメラの検査が

必要と言われたことがある。ダンナに「明日胃カメラだって」と言うと、

「心配しなくとも大丈夫。あんなのたいしたことないって。オレもしたことあるから」と

言うので、半信半疑のまま、病院に向かった。

もともと病院嫌いなうえに、お医者様には誠に失礼ながら、

(初対面のあなたに、この私の苦しみがわかるのか?一体私に何をしようってんだい!)

と不信感丸出しの顔で睨みつけてしまう悪い癖が私にはある。しかも、胃カメラを

飲みやすくするとかで、注射されたり、薬をいっぱい飲まされちゃあ、正気でいられる

方がおかしくないか。いよいよ飲み込むだんになって、私は我慢の限界を超えてしまって

体が固まり、何も聞こえなくなってしまった。「おやおや、どうしましたかあ?力抜いてね~」

と言われても、涙があふれるばかり。ベッドのまわりは白衣を着た先生やら看護婦さんやら

が何事かと、ズラーっと取り囲み、私を覗き込む。(だから、その白衣を着たあなたたちが

嫌いなんだって!)と心の中で叫びまくった。「はい、力抜いて~」と言いながら

太い管をどんどんを差し込んでくる。(これ以上何かしたら、許さないからな)と、

涙目で訴える。

「はいすぐ終わりますからね~ほら中の様子見えますか?」と画面を指差すけれど

そんな余裕がないことくらいわかるだろう。でも、「なんか大変な患者さんですね」と

誰かがつぶやいたのははっきり聞こえたぞ。

家に帰って、ダンナに報告すると、「エッおまえほんとに胃カメラ飲んだん?すげ~

オレは怖くてできんかった」 なんだと~。たいしたことないって言ったじゃないか!

「いや、そう言うとお前びびるやろ。だから言わんかったけど、オレなら絶対断る。あんなもの

喉から入るわけないやろ」

その時もやっぱり十二指腸潰瘍だと言われたので、それはそれで納得できたから

いいんだけど、ダンナのことは許さない。

いつだったか次女エリさんがやっぱり胃カメラを飲んだことがあって、

その時は管も随分細くなって、軽く麻酔もかけてくれたらしく、寝ている間に終わったって

感じ、なんて言ってたから、今はそんなに大変じゃないのかも。

いずれ検査しようと思うけど、その時は、随分前から胃の具合が悪いダンナも

いっしょに連れていくつもりだ。
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by morinotomosibi07 | 2008-12-19 17:06 | 自分のこと  

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