2008年 11月 13日 ( 2 )

 

宇宙に浮かぶ親子

やたらと本を読みたくなり、図書館通いも楽しいこの頃。ついに私にも訪れたのか、

読書の秋。小説や仕事関係のものに加えて、なぜかしら混じっているのが、宇宙に関する

本。相対性理論や量子力学なんかが優しく説明されていて…なんていうのに惹かれ、

借りてきて読んでは、広大な宇宙を覗き込む。なかには、「眠れなくなる宇宙のはなし」っての

があって、(秋の夜長にピッタリ)と思って読み始めたら、ものの5分で眠ってしまった、

なんてのもあったけど。

もちろん、いくら優しく説明されたって、相対性理論は難しいんだけど、宇宙に想いを

馳せると、空を仰ぎみるように、自然と頭が持ち上がり、(クヨクヨしても仕方ないか)と

クヨクヨっていうかわいらしい事はしてないんだけど、やたら前向きになれる。

一体宇宙ってのは、どうなってんるんだと、頭の中の10%ぐらいの部分が

???に包まれるという状況のなか、(残りの部分もほとんどが???だけど)

ミーコとお風呂に入っていたときのこと。折りしもミーコは「この☆(星)のゆくえ」と

いう歌を熱唱していた。私も湯船に浸かりながら一緒に歌った。

歌い終わって、ミーコに「あなたの考える宇宙てのはどんなんかえ?」と聞いた。

「えーっとね、太陽があって、月があって、土星もあって」  「ふ~ん。それは宇宙の

真ん中にあるわけ?」 「そう」 

宇宙の真ん中に太陽系の星があるとは思ってなかったけど、私は銀河系の真ん中に

太陽があり、地球を含めた星があると思っていた。そうだな、長女リサに宇宙の図鑑を

買ってあげた20年前までは。その図鑑を見て、銀河系というのはたくさんの星の集まりで

わが太陽系はその端っこにあるではないか。この銀河系のなかに、太陽のような恒星が

100億個もあろうとは。そして、この銀河というのは他にもあって、銀河がたくさん集まった

のが、銀河群、さらに銀河群が集まったのが銀河団。それがまたさらに集まったのが

超銀河団。なんと果てしない。と思ったもんだ。

さらに、宇宙は今も膨張し続けているとか、いないとか。いつかは収縮するとかしないとか。

はたまた膨張と収縮を繰り返すとかしないとか。はたまた、宇宙は楕円形ではなく、

薄いリボンのようにヒラヒラした膜状のものだとか、いやちがうとか。

宇宙に関する研究がどんどん進んでいるらしいってことまでは今のところ理解できる。

そんなことをミーコに訥々と語っていると、ふと、(浮かんでる…)という感覚に襲われた。

私達は浮かんでるのか。まさに湯船に浮かぶように、広い宇宙のなかでこの星は

浮かんでる。私とミーコは宇宙に浮かんでる。と思ったら、やたら嬉しくなった。

どこかの星でこんなふうに親子で湯船に浮かんでる人たちがいるのかと思うと、

なんか嬉しくなった。そんなふうに思わなくても、きっと隣の家でもその隣の家でも

だれかが湯船に浮かんでるんだろうけど、宇宙規模で浮かんでると思うと、不思議と

身も心も軽くなって、叫びたくなった。



「宇宙に生まれてよかった~」
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by morinotomosibi07 | 2008-11-13 21:00 | 世の中のこと  

みんな、ありがとう

今年も残すところあと二ヶ月。子供がらみの行事やあちこちのイベントやタイからの留学生さん

のホームステイやらでなにかと忙しく、早くも師走への助走といったところか。

天気のほうも落ち着かず、めっきり秋っぽくなったかと思いきや、ポカポカ陽気だったりで

動物として生きるための適応能力が確実に低下しているこの身には、それはけっこう

大変なことなのだ。人生50年と昔の人が言ったのはウソじゃないな。命の終焉に向かって

体は適応していってる、そう考える方がピッタリくる、そんな歳なのか。

んなわけで、気分の浮き沈みも激しく、夕方になるとなぜか悲しくなる。

それは生きる気力というか、意味というか、そこいらまで考えが及び、答えがみつからず

野菜を刻みながら、泣きたくなる。ていうか、泣いてる。

「今日はなにかな?」と覗きにやってきたダンナがそれを見てビックリしてうろたえる。

「なっなっなにがあった?」 「…」 「だまってちゃわからんだろ。言ってみな」

「…」 「いや、だから、言ってくれよ。オレ?オレがなんかした?」 「…」

(なにやってんだか。わたし…)と、もうひとりの自分が呆れて薄ら笑う。

(ええい!クソーっ!!言ってやろうか)と、泣いてる私が笑ってる私に言う。

ていうか、ダンナにぶちまけてる。「あのね、今日はね、アレをしてコレをして、それから

こんなこともあって…。ああだこうだ…」

(あースッキリした!!あっ笑ったな。私の心の叫びを笑いものにしたな)という目で

ダンナを睨みつける。

「よし、わかった。あとでみんなで話し合おう。とにかく風呂入れ。なっ」

で、風呂入って、またしこたま泣いてやった。風呂から上がると、食卓からにぎやかな

笑い声。おーおー、みんなして私を笑いものにするがいい。と、被害妄想もはなはだしい。

「ささっ、食おう、食おう!今夜はおでんときたか。いいやねえ。おでんは」

「いただきまあす!!」 「でな、あとでみんなで話しあおうってことになったんだ。

おかあさん、言いたい事は後で聞くから、とりあえず食べよう。おっ大根がいいか?

卵はどうだ?」とダンナが珍しくせっせと私のお皿にとりわけてくれる。

(とてもじゃないが、食べようって気になるもんか)とチビチビと大根を口に運ぶ。

と、また涙がポロポロ。みんなはやや固まり気味。「ハハハー」と意味のない高笑いを

するダンナ。もうひとりの私が泣いてる私に(ぶりっこしてんじゃねえぞ!ばばあ!)

と叫ぶ。(こうなりゃもっと泣いてやる!)とますますあふれ出す涙。大根がノドに詰まる。

「さて、もういいかな。じゃ、話し合いに入るかな」

ということで、話し合いの結果は、いろんな理由で私が行き詰ってしまった、ということで、家事

やなんかをみんなでもっと協力的にやろうじゃないか、と。

各自の部屋は責任持って掃除なり整理なりするということはもちろんのこと、共有部分

のことも人まかせにしないで、自分達で片付けるってこと。

当たり前だけど、できないんだな、これが。そして、フトンも曜日を決めて、自分達で干す。

洗濯は基本的に朝はゆっくりのエリさんが干す。

そして、料理はなんと、自分達で全部作りたいという要望で、私が仕事が休みの日以外は

作ってくれるらしいのだ。ちなみに、月曜はユリ氏。火曜はエリさん。水、木はレイ。

日曜はダンナとミーコ。さっそく昨日はレイがハンバーグに粉フキいもに、けんちん汁を

見事に作ってくれて、私は仕事から帰るなり、まずはお風呂に入り、そのあとは食卓に

用意された夕飯にありついたというわけで。

この話しあいの中で、子供達の成長と優しさを目の当たりにし、自分の

未熟さと醜さが際立ったことに、このうえない恥ずかしさを感じた。

それ以降、私の体を覆っていた鉛のように重たいいろんな重圧が、なくなりはしないけど、

かなり軽くなり、何をしていてもフワフワとしていて、心地いい。

そして、ありのままの自分と初めて向かい合うようで、気恥ずかしさと

ありがたさで、胸がいっぱいになる。みんな、ありがとう。助けられたよ。ありがとう。

人に依存したいくせに素直に表現できない私。人を信じて全てをゆだねられない私。

いろんな自分が前よりもはっきりと見えてきて、それを素直にそうだ、と認めることが

できつつあるのも、みんなのおかげ。なんとお礼を言えばいいことやら。

とにかく、ありがとう。
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by morinotomosibi07 | 2008-11-13 14:51 | 自分のこと