2008年 11月 29日 ( 1 )

 

福岡の旅

急遽思い立って、ダンナと2人で福岡へ一泊の旅へ。

まずは「うきは市」へ。職場の若い女の子に「CJO見ました~?」と聞かれ、

「も、も、もちろん!!」 「うきは市いい感じですよね~オレンジページでも特集されて

ましたよ~」 「…あっ、そこね(見てないし)」

私が見たのは三女ユリ氏がかの大学の学園祭で取材されて、それが掲載されてた

ページだ。なんか若干気合が中途半端な感じで写ってた。それをコンビニでチラッと

見ただけだ。「なんかいい感じのお店がいっぱいありそう!!行ってみたいですよねえ」

なあんて言うもんだから、前から博多に会いたい人がいるので、いつか会いに行こう!

ってダンナと言ってたのを思い出し、それとなくダンナに今週はどうなの?とアピール。

すると、「じゃ明日行くか」ってことで金曜から出かけたわけで。

そして、「博多に行くまでにどっか寄りたいところはあるのかな」と聞かれ、

すかさず「うきは市!!!」  

いやあ、いい所でびっくり。とにかく昔の町並みがしっかり保存されてて、タイムスリップ

した気分。あまりゆっくりできなかったので、今度はここをメインに訪れたい。

博多に着いたものの、お目当ての人は体調を崩してて、

電話で話すのも咳き込みがひどく、お互い泣く泣く再会を諦めた。

目的を失って、ポッカリ空いた時間を2人でどうするか。これが思わぬ結果に。

夕飯はロシア料理のツンドラというお店へ。久々にちょっと贅沢しながら、子供達の

顔が浮かんでは消える。もっとがんばって、今度はみんなで来よう、とダンナと誓う。

前菜のザクースカという料理が運ばれてくる。スモークサーモンやハムや野菜の酢漬け

などが大きなお皿に二人前づつ盛られている。二人で分け合って食べる。

熱々のピロシキをナプキンでくるんで、頬張る。ボルシチも優しい味。牛肉の串焼きに

シチューのつぼ焼き。「二人でがんばったご褒美やな」とダンナが微笑む。

料理の温かさといっしょにその言葉が心に沁みた。それはまるで、二人で狩りをして

命がけで食べ物を調達し、それを平等に分け合って食べているという感じ。

そして、明日も生きていこうという、

仲間というか、家族というか、そんな本来的な結びつきのような感覚を感じながら

周りからみればきっとガツガツ食べているように見えなくもない格好で、すくなくとも

私は料理をたいらげた。若い頃は、それこそ周りが何もみえなくなるほど、目の前の

人だけを見つめて食事していたのだろうけど、今こうやって、ダンナと二人して

生きていくために必死で食べ物を口に運ぶってのも、悪くない、いや私達、動物的に

立派にツガイなんだと思うと嬉しくなってきた。「お前そんなこと考えてんの?」って

ダンナは驚くだろうけど。狩りは今まで全部ダンナにだけまかせてきて、いつだって

安全なところから、「あら、おいしいわ」と最初の頃ははにかみながら、そのうち

「もうちっとましなもんはないのか」と文句タラタラ横着こいてきたのはこの私。

罪悪感とやらで、その罪を覆い隠そうと、ドギマギしながら獲物を頂戴していたのは

この私。だから、「さっ食べようか」と言われて、今初めてまっすぐダンナだけを見つめて

ガッツポーズで「うん」と言えることの誇らしさに気がついたのは、力不足のこの私を

ツガイとして選んで信じて支えてきてくれたダンナのお陰。そして、今回のこの旅行、

そして会いたかった人がいたお陰かな。

これからもカッコ悪くても、年老いても、ツガイとして立派に二人で生きていこう。

動物として恥ずかしくないように生きていこう。がむしゃらに、生き抜いていこう。

私を私として生きていこう。今、ちょっとだけ自分が好きになりそうだ。

って言ってしまう自分がやっぱりまだまだ情けなくもあるけど。
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by morinotomosibi07 | 2008-11-29 22:51 | 自分のこと