2009年 02月 03日 ( 1 )

 

節分

今日は節分なり。今年の方角は東北東。ってどっち?

恵方巻きとやらを丸々一本、かじりながら、願い事を心の中で唱える、これが

最近は年中行事として、全国的に定着しつつある。

私は関西出身なので、小さい頃は、「恵方巻き」とは知らなんだが、おなじみの行事で、

丸々一本巻き寿司が食べれる日ってんで、結構うれしかったなあ。

こういう時に一切合財を取り仕切るのは、祖父だった。もちろんお寿司も祖父が

準備する。この日だけは、お行儀悪く、お寿司にかぶりついても叱られなかったけど、

子供にとって、太巻き一本を丸々食べきるってのも、つらいもんだ。

途中、食べるスピードが落ちてくると、祖父がチラっと様子見の視線を送ってくるので、

ぜ~んぜん平気!みたいな顔で必死でほおばる。お寿司は大好きなんだけど、

できればいつものように切ってくれ!と心の中で唱える。

それが願い事なのか、とイヤになる。子供ってほんと、飽きっぽくて弱虫だ。

それが終わると、家中に豆をばらまく。いたるところだ。「鬼は~そと~福はうち~」

とあちこちの家から同じ掛け声が聞こえてくる。

「鬼は~そと~」と言いながら、こっそり祖父の顔を見て、(鬼はお前だ)と

思いながら、豆をまく。妹の方を見て(あんたもそう思ってるやろ)

と目配せして、ペロっと舌を出す。そして母には、冗談っぽく、「わっここにも鬼がおる!」

と、父といっしょになって、豆を投げつける。すると、「誰が鬼やねん」と大人気ない母は、

子供に向かって力いっぱい豆を投げつける。「やっぱり鬼やんかあ」と逃げ回る。

こんなに巻き散らかして、誰が片付けるんだ、と思っていると、優しい祖母は

「これを炒ったらおいしいからねえ」と一生懸命豆を拾ってる。

(おばあちゃん、ごめんね)と思うものの、豆をまくのがおもしろくてやめられそうにない。

家中に豆を撒き散らしながら、いつ終わるともない豆まきは続いた。


こんな風景がなつかしい。今は袋入りの節分用の豆を撒く。

さて、願い事は何にしようかな。
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by morinotomosibi07 | 2009-02-03 18:57 | 世の中のこと