2009年 05月 07日 ( 1 )

 

海を見ていた午後

5日には仕事でもって、海へ出かけた。そう、子供たちと潮干狩り~

宝物探しのようで楽しかった。小さめの貝だけど、結構獲れて、「よし、みんなの朝ご飯だな」と

約束したとおり、昨日の朝は、貝汁とバター炒めを振舞った。

午後からは思い思いに散策。澄み切った空と、穏やかなブルーの海を眺めながら、

潮風に吹かれていると、いつしか記憶はあの海へと…

神戸の海は、その海岸線に沿って、電車が走り、車窓から眺める風景はリゾート地というより

どこか危険でミステリアスで挑発的な感じがした。西へ西へと走るほどに、そこはどんどん

大人なゾーンへと向かうようで、まだ見知らぬ大人な彼氏を思い描いては、空っぽな胸が

その時だけは熱くなる、そんなハイティーンな私が窓におでこをくっつけて、眺めたあの

魅惑的な神戸の海。おしゃれなお店やホテルやマンションが大人への道しるべに思えた。

その後、ほんとに大人な彼氏とデートを重ね、一緒に迎えた朝の海は、穏やかで、

願い事は海の神様が叶えてくれたんだと信じたほんの子供の私を、大人な彼は

この先どうなるのやらと不安な気持ちで見つめていた。

ほんとに子供だったよね、と今もダンナと二人で話す。


潮干狩りを終えて、ヘトヘトになって、早々にフトンにもぐりこんだら、ダンナが

「ハイ・ファイ・セット」のアルバムを聞いていて、それをBGMにしながら、ウトウトしていた。

すると、またもやあの海の風景が浮かんできて、まるでタイム・スリップ。

ボーカルの女性の大人っぽい澄んだ声が、あの風景に重なり合う。

ダンナは何を考えているのかはわからないけれど、「久々に聞くといいよな」と言った。

ユーミンのカバーの「海を見ていた午後」は、横浜の海らしいが、神戸もよく似ている。

♪ソーダ水の中を貨物船が通る♪  透明さと儚さだけが想いでになる分、残酷な恋が、

まだ経験したことのない大人な恋をイメージさせる名曲だった。あの頃よく聴いた歌。

「卒業写真」のワン・フレーズ、♪あの頃の生きかたをあなたは忘れないで、あなたは私の

青春そのもの♪  あの頃は違う生きかたがあるとは思わなかったけれど、今はふとダンナの

背中に投げかけたくなる言葉。そんな思いで聴いた。

「もっとハイ・ファイ・セットの曲聴きたいね」とダンナが言った。もちろん私も大きく頷いた。
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by morinotomosibi07 | 2009-05-07 14:36 | 自分のこと