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春の夜長

秋の夜長というけれど、春もなかなかに夜が長い。

仕事から戻り、ちゃっちゃっと料理し、わちゃわちゃと食し、なおかつぺちゃくちゃと

ダベリ、さあてとひとっ風呂あびれば、後はまたちゃっちゃと片せば、

まだ時刻は午後8時を半分ぐらい過ぎたあたり。

ここからは各自部屋に戻り、なにかしら好きなことを始める。

次女エリさんは、バイトでいないときもあれば、家にいるときは、四女レイと末っ子ミーコの

部屋におじゃましている様子。レイはこのところ、勉強に目覚めたのか、よく机に向かっている。

感心じゃないか。ミーコはそろそろ眠たくなってきて、明日の準備と洋服のコーディネイトまでを

してから、フトンに入るようだ。そこへ、エリが「今日一緒に寝て欲しい人~!」と言うと、

「は~い!!」とミーコが答えている。それはずるくないか。私だってミーコと寝たいけど、

ダンナから「いいかげんに子離れしなさい」と叱られるから、我慢してるっていうのに。

三女ユリ氏の部屋からは、ものすごい音量でロックが聞こえてくる。用事があって、

ノックしても、聞こえないらしい。なので、スーッとドアを開けると、そこには、

耳にヘッドフォンあてて、ギター抱えて、演奏中のユリ氏がいる。

またすーっとドアを閉め、私はリビングでパソコンなんぞ覗いていると、またもやユリ氏の

部屋から軽快な音楽が流れてくる。

そしてそれに合わせて、「コツコツコツコツ」という音が。

ダンナもやってきて、「あの音はなんだ?」と聞くけど、「さあ??」

以前からの謎だ。

もしこっそり覗いて、おとぎ話の鶴のようにハタオリでもしてたらどうするよ。

明日にでも「いままでお世話になりました」的なことを言われて、出て行かれてもねえ。

なもんで、あの音の正体は依然謎のままだ。

ダンナも自分の部屋で、JAZZなんぞ聞きながら、寝る寸前まで、仕事している。

時々、なんかよくわからない人の歌を熱唱する声も聞こえてきたりする。

私は、最近はダンナの部屋におじゃまして、ていうか、ダンナが自分のなが~い机の一角に

私のスペースを作ってくれたので、そこで、ひたすら読書に没頭している。

おもしろい本がたくさんあって、下手なドラマを見ているよりよっぽどおもしろい。

今読んでいるのは、井上尚登「厨房ガール」や柴田よしき「小袖日記」

そうやって毎日毎日、長い夜を思い思いに過ごしている。

変わり映えのない、なんてことない毎日だけど、なにかと騒がしい我が家にとって、

今が一番穏やかで安定した日々なのだろうか。

家族で見る、WBCの試合の観戦もまた楽し。私はなんといってもダルビッシュに釘づけ。

春の夜長もいいもんだ。

by morinotomosibi07 | 2009-03-11 21:24 | 家族みんなのこと  

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