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幽体離脱

今日は私は仕事が休みだけど、ダンナは仕事、エリさんバイト、レイは部活、ミーコは

友達とピクニックやらで、お弁当4つこしらえた。

昨夜遅く、といってもたぶん日付は変わっていた頃、近所のノラネコちゃんたちがケンカなのか

愛を語り合っているのか、それはそれはやかましいこと。あまりのうるささに起き上がって

様子を見に行こうかと思案してたら、いつのまにか体がふわっと宙に浮いた感じになって

気付けば外に。「こんな時間にうっせえんだよ~」って叫ぶとものすごい数のネコちゃんたちが

出てきて、「にゃんなんだよ~てめえこそ、うるせんだよ~にゃあみんな!!」と逆ギレされて、

「はい、すんません」と私はスゴスゴと引き下がり、気付けばフトンで眠ってた。幽体離脱ってや

つですか?

それで思い出した。むか~し、一人暮らしをしてた頃、たまに仕事帰りの彼氏(今のダンナ

だけどね)が訪ねてくることがあった。ある日、(今日は遅いし、もう来ないよな)と思い、

寝ることにした。夢うつつの中、足音が聞こえてきた。(もしかして、来た?こんな時間に?)

と思いながら、起き上がろうとするけど、体も動かないし、目も開かない。

必死で起き上がったけど、目は薄くしか開かない。なんとか玄関に行くと、そこに彼氏が立って

いて、「おう」と言って私にカバンを渡そうとした。私はそれを受け取ろうとして手を伸ばしたけど、

届かない。彼氏がカバンを差し出したまま、だんだん後ろに下がっていく。私は一生懸

命手を伸ばそうとする。すると、今まで開いていなかった目がパチッと開いて、気付くと私は、

玄関で手を差し出したまま、力なく立っていた。

(夢か…) (でも私何やってんだろう) (誰も見てなくてよかった)と自分の姿がおかしく

なったけど、フトンに戻ると猛烈に寂しさがこみ上げてきて、その寂しさを振り払うように

何度も何度も寝返りをしたあの夜。あの頃携帯電話があったら、このいきさつを話して

「会いたいな」と電話してたかなって思ったけど、この私の性格じゃ、寂しくなったとも

会いたくなったとも口が裂けても言えなかったか、と思い直した。

あれから二十数年たって、会えないことの寂しさより、一緒にいても分かり合えないことの

方がずっと寂しいってことがわかった。そして最近は、わかりあえなくても、許しあうことが

大事だとわかった。全部ダンナに教えてもらったことだけど。

そんなわけで、優雅な休日の朝とは程遠い、寝不足なうえに、大急ぎでお弁当こしらえ

さらに、ミーコの友達がすでにやってきたりで、にぎやかな一日の始まりとなった。

今日は午後からイケメンのお兄さんが、とある用事でやってくることになっている。

その件についてはまた後日。

幽体離脱_f0131120_944181.jpg

牛肉とピーマンの甘辛煮、玉子焼き、ツナ入りポテサラ、カニかまとキュウリのレタス巻き

by morinotomosibi07 | 2008-09-13 10:08 | ダンナのこと  

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